糸から布へと

こんにちは、itonami岩瀬です。

暖かい日が続いて日中は

工房の縁側がまるでサンルームのよう。

 

 

移動できる機はこのようなとき

大変便利!

機織り機をずるずる縁側へと移動し

ぽかぽか日差しをあびながら

もくもくと織っていきます。

糸は和歌山産無農薬綿。

1月に和歌山の日高川での3週間合宿で

Planets clour negiにて染めた

 

ヤマモモで染めた糸

媒染によって色が変わります。

アルミ媒染→黄色

鉄媒染→深緑

アルミと鉄媒染のグラデーション→黄色と深緑のグラデーション

始めは黄色だけで織っていたのですが、

一段ごとに色を変え始めて

黄色とグラデーションで

黄色と深緑で

深緑とグラデーションで

組み合わせは自由自在

 

 

次はこの組み合わせ

次はこれ

深緑多め

黄色多め

楽しくて1枚の布が色々な色で織りなされていきます。

 

 

普段は自ら作った糸で織るので

繊維そのものの色、生成りで織ることが多いです。

 

できた布を染めるのも

絞り染めができたり

布染の良さがある。

 

 

糸を染めるというのは

織る際に糸を選んで織っていく。

縞模様や絣などができる。

布染めとはまた違った風合いがでます。

 

 

この布はこの後

Planets clour negiにて縫製され

服へと

そして人の手へと。

人の手から人の手へとめぐっていく

長い時間の一瞬を垣間見る。

 

 

どんな服に仕上がるのか

どんな方が手に取ってくれるのか

想い描くのがとても贅沢な時間です。