こんにちはitonami 岩瀬です。
普段は関東平野の端っこ
栃木の東側の豊かな里山に工房をかまえていますが、
今年の年明けに和歌山の山のPlanet Colours negiさんへと
3週間ほどおじゃましました。
展示会でitonamiが織った布を
Planet Colours negiさんにて草木染めしてもらい
縫製して服へとカタチにしていく。
今回3週間も寝食を共にしたのは
ただ織りあげた布を渡し
染め、服に仕立て、販売する。
そういったモノの受け渡しだけに終わりたくないと思ったからです。
お互いの暮らしの中で
お互いの手仕事の中で
何を大切にしていて
どのような想いで制作しているのかを
知り、確かめ合うことができました。
時には話が
お互いの子どもの頃や学生の頃
今までの恋バナまでに発展することも。笑
糸はもくもくと作っていても
先がなかなか見えなく、
織りをしていても
すぐに完成するわけではないです。
ゴールがちょっぴり遠いんです。
でも工房の中で作業は各々違うことをしていても
その場をわかちあっていることで
いつもより作業が進むのが、
おもしろいです。
そうすることで遠く感じていたゴールが
近く感じることができます。
完全な機械の分業作業が多かったかもしれない
今の社会で、
顔が見えて作り手の人となりが見えて
手から手へとつながっていく。
想いを受け取り、その想いを味わいながら
また手をかけチカラを合わせて一つのモノを作り上げる。
それは、糸から布そして染め上げられ
服へと変わっていくこともですが
そこにとどまらず
今回の展示会自体も様々な人の想いを味わいながら
チカラを合わせる、まつりのような展示会へと。
春が待ち遠しいですね