こんにちはitonami 岩瀬です。
普段は関東平野の端っこ
栃木の東側の豊かな里山に工房をかまえています。
国産の麻を繊維の状態から
つなげることを「績む(うむ)」と言います。
繊維を績みつなげ、
その繊維に撚り(より)をかけると
糸になります。
itonamiでは昔ながらの方法で
手績みの糸を作っています。
その糸で機織りをし
布を織りなしたり、アクセサリーを作り
手に取ってもらいやすいよう、カタチにしています。
機織りもずっと手績みの糸のみで
布を作っていましたが、
昨年からオーガニックコットンや
エシカルタイヘンプなどの糸も使って織り始めました。
それに伴い機織り機も
普段は2m40cmの大きな機織りを愛用しているのですが、
折り畳みの簡易的なものが
仲間いりしました。
手績みの糸も大切ですが、
作る工程の時間は、現在の時間の流れとは違い
とてもゆっくりなもの。
手織りの布の良さも伝えるのにという想いで
織りはじめました。
(それでも時間はかかってしまいますが…笑)
今回の展示会では
手績みの麻糸を織ったものの他に
ご縁をいただいた
和歌山産のオーガニックコットンを使って布を織ります。
国産のオーガニックコットンの糸に出会ったのは初めてで
今は織りながら、糸とおはなしをするように、
その特徴やクセを味わっています。
織りあげた布は
planet clours negiさんにて
草木で染め上げられ、服へと縫製されます。
今までストールや小物入れなどしか作れていなかったので、
人とチカラを合わせて
纏(まと)うものをうみだせるのが
楽しみです。